地方行き格安高速バス完全ガイド:新宿バスタ発、賢い旅の選び方
こんにちは!Tokyo Insider Guide編集長のKenです。
東京旅行を満喫した後、ちょっと足を延ばして日本の地方を探索してみたいけれど、新幹線や飛行機は高い…そう思っていませんか?
ご安心ください!そんなあなたにぴったりの移動手段が、「高速バス」です。
特に、新宿駅直結の日本最大級のバスターミナル「バスタ新宿」からは、日本全国津々浦々へ向かうお得な高速バスが毎日運行しています。
この記事では、バスタ新宿発の高速バスを最大限に活用し、快適でお得な地方旅を実現するための完全ガイドを、Kenがインサイダー視点で徹底解説します。
1. なぜ高速バスを選ぶべきか?メリット・デメリットを徹底解説
まずは、高速バスを利用する上でのメリットとデメリットをしっかり理解しましょう。
メリット
- 圧倒的な安さ: 新幹線や飛行機と比べて、運賃が半額以下になることも珍しくありません。特に早期予約や閑散期を狙えば、驚くほどお得に移動できます。
- 深夜移動で時間を有効活用: 夜行バスを選べば、移動中に宿泊費を浮かせながら、翌朝には目的地に到着できます。到着したその日から観光をスタートできるため、滞在時間を最大限に活用できます。
- 手軽な予約: ほとんどの高速バスはオンラインで簡単に予約・決済が可能です。数分で予約が完了し、チケットレスで乗車できる場合も多いです。
- 便利なアクセス: バスタ新宿はJR新宿駅南口直結。雨の日でも濡れずにアクセスでき、乗り換えもスムーズです。
- 意外と快適な車内: 「高速バスは窮屈」というイメージはもう古いかもしれません。最近の車両は、ゆったりとしたリクライニングシート、フットレスト、ブランケット、Wi-Fi、各座席に充電用コンセントやUSBポートなどを完備しているものが多く、快適性が格段に向上しています。
デメリット
- 移動時間の長さ: 新幹線や飛行機に比べ、目的地までの移動に時間がかかります。短時間で移動したい方には不向きです。
- 乗り心地の個人差: 長時間の移動、特に夜行バスは、体質によっては寝付きにくかったり、体が疲れたりする場合があります。
- 到着時間の不確実性: 交通状況(渋滞、事故、悪天候など)により、予定時刻より到着が遅れる可能性があります。
- 満席になりやすい: 人気路線やゴールデンウィーク、お盆、年末年始などの連休中は、すぐに予約が埋まってしまいます。早めの予約が必須です。
2. バスタ新宿ってどんなところ?知っておきたい基本情報

日本最大級のバスターミナル「バスタ新宿」は、新宿駅の利便性をそのままに、地方への玄関口となっています。
- 場所: JR新宿駅南口直結(新南改札を出てすぐ。迷ったら駅員さんに尋ねましょう)
- フロア構成:
- 3F:タクシー乗り場、高速バス降車専用フロア
- 4F:高速バス乗り場、チケットカウンター、待合スペース、商業施設
- 施設:
- 広々とした待合室、清潔なトイレ、コンビニエンスストア、カフェ、コインロッカー、外貨両替機、観光案内所など、旅の準備を整えるのに十分な施設が揃っています。
- 全館で無料Wi-Fiが完備されており、出発までの時間も快適に過ごせます。
3. 高速バスの種類と選び方:あなたの旅に最適なのは?
高速バスには、様々なシートタイプや運行時間帯があります。あなたの予算や目的地、重視する快適性に合わせて選びましょう。
シートタイプ
- 4列シート:
- 最も一般的なタイプで、価格も最もリーズナブルです。
- コスト重視の旅行者や、比較的短距離の移動におすすめ。隣席との距離が近いため、プライバシーを重視する方は注意が必要です。

- 3列独立シート:
- 座席が3列に配置され、左右の席と通路で区切られているため、4列シートよりもプライバシーが確保しやすく、リクライニング角度も深めです。
- 夜行バスでしっかり眠りたい方や、少しでも快適さを求める方におすすめです。
- 2列シート (プライベートタイプ):
- 飛行機のビジネスクラスのように、座席が2列に配置され、広々とした空間と高いプライバシー性が特徴です。フットレストやレッグレスト、パーテーションなどが完備され、最高級の快適さを提供します。
- 予算に余裕があり、長距離移動でも最高の休息を求める方へ。
運行時間帯
- 昼行便:
- 朝〜夕方にかけて運行します。窓からの景色を楽しみながら移動したい方や、夜はホテルでゆっくり休みたい方におすすめです。
- 到着が日中のため、到着後の活動計画を立てやすいのもメリットです。
- 夜行便:
- 夜に出発し、翌朝目的地に到着します。宿泊費を節約しながら移動できるため、旅費を抑えたい方に最適です。
- 移動中に眠ることで、到着した瞬間から観光を始められるため、時間を有効活用できます。
4. 【重要】予約方法と予約サイト徹底比較
ほとんどの高速バスは事前予約が必要です。主要な予約サイトを知っておくと、比較検討がスムーズに進みます。どのサイトも多くの言語に対応しています。
- WILLER TRAVEL (ウィラートラベル)
- 高速バスドットコム
- 複数のバス会社の便を一括で検索・比較できる横断検索サイトです。目的地と日付を入力するだけで、最も安い便や希望の条件に合う便を効率的に見つけたい方に非常に便利です
- 楽天トラベル高速バス
- 楽天ポイントが貯まる・使えるのが最大の魅力です。普段から楽天グループのサービスを利用している方におすすめです。
- JTB高速バス
- 大手旅行会社JTBが運営しており、幅広い路線と信頼性の高さが特徴です。安心感を重視する方におすすめ。
Ken’s Advice:
まずは高速バスドットコムで目的地と日付を入力し、様々なバス会社の便や料金を比較検討するのがおすすめです。幅広い選択肢の中から、あなたの旅に最適なバスを見つけやすいでしょう。希望の条件に合うバスが見つかったら、そのバス会社の公式サイトやWILLER TRAVELで詳細を確認し、予約に進みましょう。各社のキャンペーンや独自のサービスもチェックすると、さらにお得になることもあります。
5. 快適なバス旅のための持ち物リスト&Ken’s裏技
長時間のバス移動を快適に過ごすための準備は非常に大切です。
必需品
- 身分証明書(パスポートなど): 乗車時に提示を求められる場合があります。
- 予約確認書(印刷またはスマホ画面): スムーズな乗車のために準備しましょう。
- 現金: 飲み物や休憩所の軽食、万が一の事態に備えて、少額でも持っておくと安心です。
- 充電器・モバイルバッテリー: スマートフォンやタブレットの充電は必須。
- イヤホン・ヘッドホン: 周囲を気にせず音楽や動画を楽しむため。
- マスク: 乾燥対策、睡眠時の顔隠し、感染症対策にも役立ちます。
あると便利なもの
- アイマスク・耳栓: 特に夜行バスでは必須アイテム。光や音を遮断し、安眠をサポートします。
- ネックピロー: 首の負担を軽減し、より快適な姿勢で眠りやすくなります。空気で膨らむタイプは持ち運びに便利です。
- ブランケット・羽織りもの: 車内は冷房が効きすぎたり、逆に暑すぎたりと、温度変化に対応できるよう重ね着できるものが便利です。
- ウェットティッシュ・除菌シート: 食事の後や気分転換に、清潔を保つために役立ちます。
- スリッパや厚手の靴下: 靴を脱いで足をリラックスさせると、長時間移動の疲れが和らぎます。
- 常備薬: 酔い止め薬、頭痛薬、胃薬など、普段から服用しているものや、念のための薬を用意しておきましょう。
- 軽食・飲み物: 長時間の移動には、小腹が空いた時に食べられる軽食や、水分補給用の飲み物があると安心です。匂いの少ないものを選びましょう。
Ken’s裏技
- 座席選びのコツ:
- 夜行バス: トイレに近い後方席は人の出入りが多く、前方席は休憩時の明かりや会話が気になることも。比較的落ち着けるのは中央付近の窓側席です。
- 女性専用席/女性安心エリア: 女性一人旅の場合、安心して移動できるよう、これらの座席タイプを積極的に利用しましょう。
- 服装: ゆったりとした締め付けのない服装がベストです。しわになりにくい素材や、通気性の良い服を選び、重ね着で温度調節できるようにしておきましょう。
- 香りのエチケット: 他の乗客への配慮として、強い香りの香水や消臭スプレーの使用は控えめにしましょう。
- 休憩時間: 高速バスは通常2〜3時間おきにサービスエリアなどで休憩を取ります。短時間でも外に出て新鮮な空気を吸い、軽く体を動かす(ストレッチなど)と、気分転換になりリフレッシュできます。
6. バスタ新宿からの主な行先と所要時間(例)
バスタ新宿からは、主要な都市から観光地まで、多種多様な方面へバスが運行しています。
| 行先 | 所要時間(目安) | 料金(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 大阪 | 約8〜10時間 | 3,000円〜8,000円 | 関西の中心地。USJ、道頓堀、大阪城など。観光、ビジネスに人気。 |
| 京都 | 約7〜9時間 | 3,000円〜7,000円 | 日本の古都。清水寺、金閣寺など。歴史と文化を満喫。 |
| 名古屋 | 約5〜7時間 | 2,500円〜6,000円 | 中部地方の拠点。名古屋城、レゴランド・ジャパンなど。 |
| 金沢 | 約7〜9時間 | 4,000円〜9,000円 | 北陸の小京都。兼六園、ひがし茶屋街など、美しい街並みが魅力。 |
| 仙台 | 約5〜6時間 | 3,000円〜7,000円 | 東北最大の都市。牛タンや松島など、グルメと景観が楽しめる。 |
| 長野 | 約3〜4時間 | 2,500円〜5,000円 | 善光寺、上高地、スキー・スノーボードなど、豊かな自然と歴史が魅力。 |
| 富士山・富士五湖 | 約2〜3時間 | 1,800円〜3,000円 | 世界遺産。河口湖、富士急ハイランドなど。日帰り・短期旅行に最適。 |
上記はあくまで目安です。料金や所要時間は時期、バス会社、シートタイプ、予約状況によって大きく変動します。最新の情報は各予約サイトで必ずご確認ください。
結論:高速バスで、新しい日本の魅力を発見しよう!
高速バスは、東京から日本の地方へと旅立つための、費用対効果の高い素晴らしい手段です。
「移動時間が長い」というデメリットを上回る、その手軽さ、快適さ、そして何よりもリーズナブルな価格は、賢い旅の選択肢として見逃せません。
このガイドを参考に、賢くバスを選び、快適な旅の準備を整えて、まだ見ぬ日本の地方の魅力を存分に発見してください。
きっと、あなたの日本旅行がより一層豊かで思い出深いものになるはずです。
良い旅を!


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